毎日忙しく、時間に追われる日々を過ごしていると、作業やタスクをこなすことに必死になり、自分にとって本当に大切なことが見えなくなってしまうことはありませんか。
私自身の体験談になりますが、以前の我が家は物に溢れかえり、私は私で情報を詰め込みすぎて息苦しさを感じていました。
また、時間に追われていると、自分の頭で考える事すらできなくなってしまい、気持ちも落ち着かずイライラしながら1日を過ごしてしまうことも。
ですが、シンプルライフを心がけるようになってから、自分軸で生活ができるようになり、生活や気持ちにも余裕を持てるようになりました。
この記事では、シンプルライフを目指してみたいけれど、何から始めたら良いかわからない方向けに、
・シンプルライフの本当の意味
・シンプルライフを整えるために手放したこと7選
・シンプルライフのメリット
などを紹介します。
シンプルライフとは

シンプルライフとは、一見断捨離のようにも聞こえますが、ものを減らすことが目的ではなく、自分や家族が好きなものや自分の好きな人や事に囲まれて暮らす事が目的です。
断捨離は、ものへの執着を捨てていくことを重視します。
ミニマリストは、ものやことを極限まで減らし、最小限のもので暮らすことが理想のスタイルです。
それに対し、シンプルライフは自分や家族にとって「好き」か「大切か」か「心地よいか」が重要なポイントであり、ものの多い・少ないは関係ありません。
しかし、手元に大切なものや事だけを残すため、結果としてものは少なくなり、シンプル=簡素・質素な生活となります。
ひとり暮らしの場合は自分を中心に決めやすいですが、結婚して家族が増えれば増えるほど、価値観の違いなどで意見がぶつかりやすくなります。
我が家は定期的に家族で話し合いをして、お互いの意見も尊重しながら、シンプルライフを整えました。
シンプルライフで手放したこと7選

シンプルライフには、物の多さ・少なさは関係ありません。
しかし、嫌いなもの・いらないもの・不快に感じるものや事は減らす必要があります。
そんな暮らしを整える中で我が家が手放して良かったことを紹介します。
自分達で軸を決めると、暮らしの中で判断しやすくなりました。
人との比較
日常の中で無意識に他と比較をして足りないモノやできないコトなどを自覚して落ち込んだりしていました。
しかし、シンプルライフでは自分や家族が判断の『軸』になるので、人との比較をやめたことで気持ちが楽になりました。
「みんな違って良い、みんな良い」という言葉を大切にするようにして、我が子にもよく伝えています。
他人の視線
家や持ち物などついつい他の人が羨ましがった時期がありました。
周囲の他人の生き生きとしてる姿をみると『自分なんて・・・』など卑屈になってしまいがち。
他人軸で生きていくとどうしても息苦しさを抱えながら暮らすことに。
そんな時に私は『他人の視線=他人軸』を手放しました。
自分や家族の『好き』・『大切な』・『心地よいか』が軸になり、判断しやすくなり、シンプルライフを整えるスピードがあがりました。
スケジュールを詰め込むこと
以前は、スケジュールに予定がないと不安になったり、無理矢理詰め込み、自分のキャパシティーを理解せずに行動していました。
そのため、忙しすぎて時間に追われて自分の頭で考える事を放棄していました。
今は、家族でスケジュールアプリを使いスケジュールの共有をし、自分で全てする事を辞めて、ぼーっと窓の外を眺めたり、散歩をしたり、昼寝をしたり。
そうすることで、ゆったりした時間を大切にするようになりました。
子育て期だとどうしても学校や子供会や地域の行事など多いので、意識的に不要な予定は入れないようにしています。
「〇〇すべき」という考え方
子育てをしていると「母親なんだから、子どもを優先するべき」とどうしても思ってしまいがちですよね。
その他には、「結婚して妻なんだから。仕事ではなく家事を完璧にするべき」など。
自分自身で、固定観念をつくりあげイライラする事が多かったです。
今では、そのような考えは捨て、自分の好きなことはしっかりと時間を作って思いっきり楽しむことで、前向きになることが出来ます。
家の中を好きなもの・大切なもので囲むようにして、家族で大好きな食べる事を楽しんだりするようになり、自分の好きを大切にすることで、心に余裕ができ、家族の笑顔も増えました。
全てのコトを白黒つける
若いころは特に白黒つけたり、好きか嫌いか、裏か表かをはっきりさせないと気が済まない性格でした。
歳を重ねて、白黒つけられない事が増えてモヤモヤする日々が増えました。
しかし、白黒つける事を手放してグレーゾーンすらも楽しめるようになると、気が楽になり、新しいモノの見方などできるようになりました。
できなかったことや失敗したことを数える
劣等感を感じながら暮らしていた時は、できたことより、できなかったことや失敗したことばかりに目がいきがちでした。
『失敗は成功の成功母』ということわざを心がけるようになってから、できなかったことや失敗したことを数えるのをやめました。
言葉の意味は、失敗したことの教訓を生かして取り組めば成功に結びつくということです。
私も料理で失敗することもありますが、そんな時に新しいアイデアが思いついたりして料理の効率があがったり、レシピをアレンジして我が家の味の習得したりするきっかけになることもあります。
完璧主義
ついつい完璧主義を目指してしまうという方は、今の小さな幸せを数えるようにしてみてください。
完璧主義というのは、こちらも自分の固定観念のひとつです。
無理をして自分自身のハードルをあげず、普段頑張っているからこそ、自分を少し甘やかすようにしてみましょう。
シンプルライフ5つのメリット

シンプルライフは、好きなもの・好きなもの・心地よいものだけに囲まれた簡素な生活です。
シンプルな暮らしを整えてみて、我が家では以下のようなメリットを感じるようになりました。
お金をかけずに暮らしを楽しめるようになる

以前はもので溢れて居心地が悪くなり、外出ばかりしてました。
ですがシンプルライフを目指すようになってから、不要なものは捨て、家の中には好きなものを整えるように心がけました。
すると、おうち時間を楽しめるようになり、散歩や家庭菜園などお金をかけずに楽しめるようになることが増えました。
ゆとりができる
不要なものが減り、掃除が楽になったり、苦手な人との付き合いを絶ち、人間関係でモヤモヤする時間が減りました。
自分の自由な時間が増えたおかげで時間に追われることが減り、季節の移ろいに気が付いたり、大好きな読書を楽しむ時間が増えました。
大切な人との時間が増える
不要なお出かけや付き合い、片づけが減ることで、本当に大切な人との時間が増えました。
大切な人との時間を持てることの重要性に気づき、大切な人との豊かな時間が増えました。
家事が簡単になり疲れにくい暮らしになる
以前の我が家のクローゼットは不要な洋服で溢れかえり、リビングのカウンターテーブルも荷物置き場になってました。
パートでヘトヘトに疲れた後に、ものに溢れた我が家に帰り家事をして疲れ切っていました。
シンプルな暮らしを整える事で家からものが減り、家計もスリム化し、苦手な人と過ごしてストレスマックスな暮らしから脱することが出来ました。
今ある幸せに気が付けるようになる
不要なものが溢れていると、今ある小さな幸せに気づけなくなり、生きづらさを感じる事が増えます。
シンプルライフを整えると、家族が元気に過ごせる幸せや美味しい野菜が食べれる幸せなど、今自分の身の回りの小さな幸せに気づけるようになり、より暮らしが豊かになりました。
まとめ
以前の私は絡み合った紐のように難しく考えすぎて不安が大きくなっていました。
シンプルライフを整え、私にとって不要なものを手放したことで、毎日が過ごしやすくなりました。
情報やモノがあふれる今。しっかり自分を持っていないといろんなものに流されて生きづらさを感じるようになるんだなと思います。
人生は一度きり。後悔しないように自分の軸で今日から暮らしを整えてみることをおすすめします♪
今回の記事は以上です!最後まで読んでいただきありがとうございます。